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四十路女の人生ウラオモテ

事故責任

数日前からピアノの調子がおかしくなりました。
上1オクターブちょっとの音が出ません。
ゴツゴツという感じがします。

調律師さんを呼ぶのかー、時間を取るのが面倒くさいなー。
掃除をしないといけないなー。

なんとなく伸びてました。

今やっている曲はそこまで高い音を使いません。
それでもハノンの折り返し地点にかかっているので
困るといえば困る。

今日ピアノのレッスンがあったので先生に言ってみました。
おそらく鍵盤の下に何か入り込んだのでは
とのご意見です。
先生宅でも子供さんとかがよく鉛筆や硬貨を落とすそうです。

それぐらいなら自分で取れると。

鍵盤の蓋の外し方を教わりました。
普段のレッスンはグランドですが、カワイのアップライトも置いてあります。

蓋を45度くらいまで開けてそのまま持ち上げて・・・
ふんふん。
鍵盤の下に隙間があるから手を入れて・・・
ほうほう。

「もし取れなかったら今日見に行きますよ」
えっそんな申し訳ない。ついでに掃除もしていないし。(こればっかり)

帰宅して、言われたとおり外して・・・って、形が全然違う!
鍵盤の蓋は単体で外れる造りではない。
さすがクロイツェル。面倒な。

一旦考えて、よし、やったろうと。
上の蓋を開ける。
上半分前面を外す。
結構重いぞ。

おお、鍵盤の蓋が外せる。
ガコンと外す。
鍵盤の下に手をもぐりこませる。
・・・何もないぞ。

ハンマーも動いている。
鍵盤を持ち上げてもよく見えない。
真ん中の最後の外装も外してしまう。これはドライバーが必要。

勢い鍵盤まで外す。
事故責任_e0038796_1262650.jpg
丸裸のピアノ。
ちょっと待て、
素人が踏み込んではいけない
領域ではないのか。

とにかく何もない。
鍵盤ではないのか。



ハンマーは動いているけど
弦に当たっていない?

さんざん弄り回して判明しました。
消音器に切り替えた時に、ハンマーが弦に当たるのを止める部品が
振動で右だけ外れて押さえっぱなしになっていました。
事故責任_e0038796_133378.jpg
この真ん中の銀色の棒。
こやつが原因。
元の位置に戻して固定したら音が復活しました。

鍵盤をそーっとはめる。
外装をそーっとはめ込む。
だいたいが私の失敗は
詰めが甘いがゆえなので
その辺をとくに慎重に。

うむ、何とか元どおり。
音もくるっていない。ダイジョーブ。

途中経過の写真と、直った旨を先生の携帯にメール。
速攻電話が鳴りました。

鍵盤は素人が外してはいけなかったようです。

まあバイクのチェーン交換よりは簡単でしょう。
ピアノの音が狂っても人は死なない!



by chinkerbelbel | 2008-06-07 01:48 | 音楽 | Comments(0)
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